別冊白門 2021年度版
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1法学部通信教育課程の三つの方針1.学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)〈養成する人材像〉法学部通信教育課程は、中央大学の建学の精神である「實地應用ノ素ヲ養フ」という教育理念に基づき、「実学重視」教育の立場から、法学部通学課程と同様「グローバルなリーガルマインド」を身につけた人材を養成します。「グローバルなリーガルマインド」とは、地球的視野に立った法的問題意識と法的解釈能力を指します。〈卒業するにあたって備えるべき知識・能力・態度〉法学部通信教育課程では、所定の教育課程を修め、以下のような知識・能力・態度等を身につけた人材に対し、学士(法学)の学位を授与します。1.「基礎的な法律的・政治的専門」:地球規模での法化社会を読み解くことができる。2.「新たな教養」:自立した地球市民として必要な批判的・創造的考え方ができる。2.教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)〈カリキュラムの基本構成〉法学部通信教育課程では、学位授与の方針に掲げる「グローバルなリーガルマインド」を修得できるよう、以下の点を踏まえて教育課程を編成します。1.法律専門科目:それぞれの法律科目が対象とする専門知識を得て、法的解釈能力を身につけます。2.外国語・総合教育科目:複眼的な視点を養うため、基本的な語学力、コミュニケーション能力と広い視野を持った教養を身につけます。3.導入教育科目:本課程における学習に必要な読解力・表現力の養成を行うとともに、法律学の専門的な学習方法・基礎的な法律情報検索能力を身につけます。〈カリキュラムの体系性〉法学部通信教育課程では、授業科目を体系的に配置し、学生が段階を踏んで学習を進める環境を整えることで、学習成果の向上を図っていきます。1年次: 「法学入門」「導入教育」を法学の学びの出発点としつつ、その後、法体系の中心である「憲法」、民事法学・刑事法学の中心である「民法」・「刑法」の総論的な科目を学び、法学の学びの土台を形成します。また、基礎的な教養科目・外国語科目・健康関連科目、さらには、法学と関連性が高い隣接科目である政治・経済関連科目を学ぶことを通じ、法を学ぶために必要な視野を広げます。2年次:1年次の法律専門科目を受け、さらに「民法」・「刑法」の専門的知識・素養を深めます。また、「外国法概論」や「法制史」といった基礎法学分野を学び、法の根源に至る深い学びを経験します。さらに1年次に引き続き、基礎的な教養科目、外国語科目、政治・経済関連科目の学びを通じ、高年次における、より専門的な学びのための土台づく

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