別冊白門 2018年度版
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3②最大12年間の在学可能期間、入学は2期制法学部通信教育課程のカリキュラムは、4年の修業年限を基本に編成されていますが、各自の学修計画に沿って、または各自の生活・学習環境の状況に応じて、柔軟かつ自在に学修を進めていくことができるよう、これを8年間延長して、在学可能期間を12年間としています。また、入学の時期を4月とするだけでなく10月にも認め、それとの関係で、3月卒業のほか9月卒業を認めていること、また、学年の初めだけでなく、学年の途中で追加的な履修登録をすることも認めているのも、同じ趣旨によるものです。③導入教育法学部通信教育課程のカリキュラムは、「導入教育」(面接授業)および「法学入門」を設置し、より初期の段階で、これらを受講できるように編成されています。これらは、法律学の初学者がスムースに通信教育としての大学の授業に入っていけるように、そして専門科目としての法律学の授業になじめるように配慮したものです。3.入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)(1)法学部通信教育課程の求める人材法学部通信教育課程は、通学課程と同じく、「グローバルなリーガルマインド」を身に付けた人材を養成すべく、それを形成するのに必要な資質・能力として「基礎的な法的専門知識」と「新たな教養」を備えさせることを教育目標としています。そこで、法学部通信教育課程は、こうした教育目標に関心をもち、現代社会に何らかのかたちで参画しようと考えておられる方、あるいは、養成すべき人材像に共感し、備えさせるべき資質・能力を身に付けることの必要を感じておられる方の入学を大いに歓迎し、広く受け入れます。学びを始めるのに遅すぎるということはないのですから、法学部通信教育課程の設置趣旨にかんがみ、大学という高等教育機関における法学教育の門戸は広く開放されているべきであると考えるからです。一人でも多くの方が、法学部通信教育課程での学びを通して、「基礎的な法的専門知識」と「新たな教養」を備え、もって全人格的な資質としての「グローバルなリーガルマインド」を身に付け、現代社会の有為な一員として活躍されることを願っています。(2)入学前に修得しておくことが望まれる学修内容・学力水準等高等学校を卒業していることなど、一定の入学資格要件を満たしていることは必要ですが、法学部通信教育課程の設置趣旨に照らして、それ以外に、学力試験を課すなどのことはしません。もっとも、そのこととは別に、入学以前の最終学歴に応じ、学修内容や学力水準を考慮できるようにして、既修得単位の換算を行い、2年次または3年次への編入学を広く認めます。これも同じく、設置趣旨に配慮してのことです。

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