別冊白門 2018年度版
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2外の科目を履修することにより、広く深い新たな教養を備えることができるようにし、もって形成された、全人格的な資質としての「グローバルなリーガルマインド」、すなわち「地球的視点に立った法的問題意識と法的解決能力」が身に付くようにしています。(2)カリキュラムの体系性法学部通信教育課程のカリキュラムは、①法律専門科目と、②それ以外の科目の特質を考慮して、体系的に編成されています。①法律専門科目法律専門科目として、「基本的な法律科目」、「応用的な法律科目」、「特定のテーマを扱う法律科目」があります。基本的な法律科目については、基本六法を中心に法的体系を考慮して、1年次、2年次、そして3年次に履修すべきものに分けて段階的に配当しています。応用的な法律科目については、2年次に履修すべきものと3・4年次に履修すべきものとに段階的に分けつつ、各自の関心に応じた履修の自由度を確保して配当しています。特定のテーマを扱う法律科目については、「特殊講義」や「演習」という形で内容の多様性を確保しつつ、学生の関心に応じて適宜に履修できるよう年次を問わずに配当しています。②それ以外の科目それ以外の科目として、「政治・経済関連科目」、「基礎的な教養科目」、「外国語科目」、「健康関連科目」、「情報処理科目」および「導入教育科目」があります。これらのうち、導入教育科目は、大学での学び、法学の学びの導入的な意味合いが強い科目ですので、1年次から履修できるように配当しています。また、とりわけ段階的学習が不可欠な外国語科目については、1年次と2年次に履修すべきものに分けて配当しています。さらに、政治・経済関連科目については、法学と関連性が高い隣接科目として、1・2年次と3・4年次に分けて配当しています。それ以外は、各自の関心に応じて適宜に履修できるよう、年次を問わずに配当しています。(3)カリキュラムの特徴①「通信」授業中心のカリキュラム法学部通信教育課程のカリキュラムは、「通信授業」、つまりレポートを提出し、これに合格したうえ、科目試験を受験して単位を修得するという学びを基本に編成されています。ただし、卒業するには、通信教育とはいえ、「面接授業(スクーリング)」による単位として30単位以上を修得する必要があります。面接授業(スクーリング)には、多摩キャンパスで受講する「夏期スクーリング」や、全国主要都市で受講する「短期スクーリング」があるほか、法学部通学課程の授業を受講すること(通学スクーリング)もできます。さらに、パソコンを介して授業コンテンツを一定期間であれば何度でも視聴して受講する「オンデマンド・スクーリング」や、テレビ会議システムを介して多摩キャンパスの授業を遠隔地へ中継し、それを各受信地で受講する「リアルタイム・スクーリング」を開講することとして、できるだけ時間と場所の制約を受けることなく学修できるように便宜を図っています。

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