2018 中央大学 法学部 通信教育課程 GUIDEBOOK
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ちょうど入学して6年ほどが過ぎたとき、1年間ほど学習がまったく手につかなくなった時期がありました。毎日膨大な仕事量をかかえ、深夜勤務である当直を含めて24時間体制の隙間のない業務をこなし、学習する時間などほとんどありませんでした。しかもいつ卒業できるのかさえ見えない状況でした。でも、時間は作るものであって「時間がない」というのを理由にするのは嫌でした。一つひとつレポートを作成し、合格させながらスクーリングに通い、1科目ずつ単位を積み上げていくこと。その積み重ねが、ゆっくりであっても必ず卒業に繋がることを信じて進みました。卒業まで長い時間を要しましたが、学んだ知識や経験を、次の自分はもちろん、何かのカタチで社会に役立てていくことができればと考えています。■学習が一番大変だった時期は?[秋谷さんの入学から卒業まで]知り合いの医師が医療訴訟となったことが大きな理由です。医療に従事する者にとって医療行為は危険な手技を伴う上、身体にとっては異物である薬剤などを用いることにより、予測できない重篤な状況を引き起こすことも稀ではありません。医療行為が注意義務を怠らず、治療方針に従い施行されたとしても、治療行為が生命を危険な状態へと導き、また患者が死亡に至ることもあり得ます。そのようなことから、医療従事者として、医療過誤事例などにおいて何が問題となっており、如何なる法益をもって訴訟が進行して判断されていくのかを学ぶ必要がありました。それゆえ、入学当初から卒論のテーマは「医療訴訟」と決めていました。卒業までに提出したレポート。記念として、これからも大切に保管。スクーリング試験対策のメモ書き。重要項目を何度も復習。スクーリングのレジュメ。大事な箇所は重要度に合わせて色分けして区別。■そもそも法律を学ぼうと思ったきっかけは?在籍年数(年次)単位修得科目1年目(3年次)授業科目単位数14スクーリング単位数合計/費用6法学 憲法 外国法概論1 日本法制史 2年目(4年次)126民法1(総則) 刑法1 民法3(債権総論) 3年目(5年次)1810刑法2 民法5(親族・相続) 西洋法制史 民法4(債権各論) 外国法研究14年目(6年次)84商法(手形・小切手法) 民事執行・保全法 5年目(7年次)126商法(会社法) 民事訴訟法 国際法 ̶̶̶̶6年目(8年次)7年目(9年次)86民法2(物権) 海商法 保険法8年目(10年次)8卒業論文・総合面接試問この他にも卒業生・在学生の声をホームページで紹介しています。【費用】《《《《入学選考料入学金基本授業料スクーリング受講料》》》》10,000円20,000円640,000円(80,000円×8年)158,000円【合計】21科目授業科目単位スクーリング単位:80単位:38単位《《《内訳:短期11、夏期8レポート通数科目試験スクーリング》37通》1科目》19科目 [合計]828,000円学びのスタイル32

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